Organic V2.1 組み立て説明書 Ver.1.0

設計者  並木 満宏
製造、発売元 モデルショップデイトナ
http://www.daytona7.com

 

全幅 790mm、全長 835mm、完成重量 124g〜142g

本機はインドア曲技F3P−AM(楽曲にあわせたフリー曲技)を目的にAtomicよりも製作を簡便にし、さらに“真っすぐ水平飛行し真っ直ぐ上昇、降下”流れるようにスムースに飛ぶことにこだわって設計してあります。
そして、乱暴な引き起こしでも付いてきてくれる素直さと運動性を追求しました。
流れるように大きい演技を、そして目の前ではコンパクトな演技を・・・・
1フライトがひとつの曲であるかのように、そんなオールラウンド性をこの機体は発しています。 
※野外を主とする方はどちらかと言うとAtomic の方が向いているかも知れません。
機体の大部分がデプロン製となっておりEPP機などより高い剛性ながら軽量に仕上がる構造になっております。
このような機体を初めて飛行される方はその軽量な飛び、異次元の失速特性、舵の利き素直さに驚くはずです。
クラッシュに弱いデプロン機ですが機首、翼端にはEPPを使用し対クラッシュ性を高めてあり、曲技練習での多少のクラッシュにも耐える構造です。
Organicではサーボや受信機、バッテリーなど最軽量な物で無くとも十分に性能を体感出来る機体サイズに設計してありますが、出来れば出来るだけの軽量化の努力をしてください。

 軽量化のコツ、
 線類の無駄な重量をとにかく省くこと。だいたいこのれにより8gの軽量化が可能です

納めて欲しい重量 電池こみ 142g (Futaba3110×3、19gモーター、
7gアンプ、5g受信機、26gBTでこの重量となります)


頑張ると達成できる重量 電池こみ124g 
(軽量化したFutaba3154、軽量化したD2002×2、アンプ7g、バッテリー20g、受信機4g、
他線類の短縮等でこの重量となります)

 

諸注意             

製作、飛行される前に必ずお読み下さい
RC模型飛行機は玩具ではありません。
製作や飛行に不慣れな方は経験者に指導を受けて下さい。
製作には刃物、ライター、半田ごてなどを多用します。くれぐれも怪我にはご注意下さい。
回転しているプロペラや、飛行中の機体は時に凶器と化します。
安全な飛行、扱いを心がけましょう。
機体の製作、飛行、管理、運搬は所有者にて責任も持って行ってください。
販売、製造元、設計者は製作、飛行、管理その他において一切の責任を負いかねます。
本キットは組み立て式で寸分の狂いもなく出来るものではありません。
修正などしながら製作する必要があるキットです、あらかじめご了承下さい。
又設計者、製造、販売元の都合により予告なく内容や価格を変更することがあります。
この機体は中上級クラスのフライヤー向けに設計した機体で初心者の入門には不向きです
本機には2種類のパーツが入っている部分があります
説明はどちらかに偏りますが お好みで使い分けしてください。
本機は塗装は施されていなく真っ白ですので製作の途中の適当なところで塗装されると見栄えが良くなります。

 

キット以外に別途ご用意の必要なもの

モーター と プロペラ
 17g〜20gのアウトランナーブラシレスモーター(適合ペラが8~9インチの物)
 AXI-2203-46 に GWS 8-4.3 グリグリ派向き
 AXI-2203-52 に GWS 9-4.7 スローアクロ向き
 ハッカーA10-9L に GWS 8-4.3 グリグリ派向き
 (GWS 8-4.3のところにGWS8×4DDもアリですが取り付けに工夫が必要です)

サーボ3コ
 4.7g〜7.7gのサーボ W-060 S-3154、S-3110,TS-1002.TS-1006など推奨

アンプ 8〜12A 程度のブラシレス用コントローラーアンプ  9g以内 軽い物が良い
 THUNDERBIRD-9A 、Phoenix-10 、 Pentium10A 、CT-12 など推奨 。

バッテリー
 20〜30g以内のもの 容量300〜450mAh 2セル 20C
 ハイペリオンLVX-2S-300 , Tahmazo 2S-360G など推奨
 ハイペリオンLVX-2S-300は元は25gありますが軽量すれば 18gが可能です

■4ch受信機 5g以内  Berg 4L  corona RS4102 4ch など推奨

■4チャンネンル以上の送信機 (重量不問)

ヒンジテープ(10〜12mm幅) Dubro , OK模型 など推奨

■タミヤ製グラステープ

使用工具

■ ポリプロピレンが接着できる接着剤(3Mプラスチック用、GPクリアー
 本説明書では (ワサビのり) と呼びます

■ 瞬間接着剤 発砲を溶かさない物で テトラナンバーワンと一般用低粘度タイプの2種類

■瞬間着接剤用硬化促進剤  ZAP PT-28 Zip Kicker 推奨

 アルテコプライマーも少量なら使えますが多く使うとデプロンを溶かします

■ カッターナイフ 替え刃も数本用意(切れ味が落ちたらすぐに交換する事)

■ サンドペーパー #240 (表札サイズの板に貼り付けておくと便利です)

■半田ゴテ、半田,  ライター         

■ その他一般工具 プラス精密ドライバー -ニッパー、ペンチ

■ ドレメルモートツール+ダイヤモンドカッター
 (これは高価なので無くても結構ですがあれば大変便利なので予算に余裕のある方は是非ご用意ください
 組み上がった後で はみ出したカーボン材をカットするのに大変便利です)

■ ビデオテープなどのような直角のある適当な余り物 胴体を組むのに便利です

塗装の場合シンナーを含む塗料はデプロンを溶かしますので 塗装は水性アクリル塗料をお使いください、
 パーマ社ファスカラー、パクトラ社レーシングフィニッシュ、画材のリキテックスなどがお勧めです

 

製作

画像をクリックすると拡大します

以下接着に関して指定の無い部分は全て3M (ワサビのり)での接着とします
サーボやアンプなどメカ類は一度電源を入れて動作のテストをしてください
モーターとサーボは接着しますので動作不良が後で発覚すると面倒です

カーボンロッドをカットする必要がありますが
絶対にニッパーなどで切らないようにしてください
切り口がバサバサになります
ルーターがあれば一番良いのですが 無い場合にはカッターナイフの刃を当てて
テーブルの上をゴロゴロと転がすようにすると切れ目が入りますので
そこを手で曲げるとと ポキっと折れます

まず水平パーツを切り出して並べて見ました
各部のバリを#240ぐらいのサンドペーパーでカット面を整えます

レーザーカットの特性でカット面が板面に対して垂直にはなっておりません
少し斜めになっておりますが
接着する面同士で逆の角度の斜めになるように配置してありますので
カット面を良く見て ペアーを探して接着してください

またデプロンは多少のソリがあります
手でシゴいて修正をしてください 低温のアイロンを使うと楽に修正出来るようです

主翼の前縁は少し折れ曲がっていますので
前後を間違わないように注意してください

水平尾翼降誕のヒンジラインは60度程度の角度の

斜めにカットしておきます 下面になる方をカットしてください

この画面は機体の背中です

まず最初に主翼の前縁と後縁に 3mm幅のカーボンスパーを接着します
 少し長いので接着が完了した後でハサミかニッパーでカット

ノーズのEPP、主翼、胴体、水平尾翼 と並べて接着
 主翼のセンターが分かり難いので事前にメジャーで測り
 印しを付けておくと良いと思います
 また長い金尺が手元にあれば 中央のスリットに合わせて
 前から後ろまで真っ直ぐになるか 確認しながら接着してください

水色の線の位置にカッターナイフで90mmのスリットを入れます
そこに0.4mm厚3mm幅180mmを半分の90mmにカットし
そ のカーボンスパーを差し込みナンバーワンで接着します

緑色の部分の上下両面に長さ60mmのグラステープを貼ります

赤い四角の部分にはヒンジテープを張りアイロンで固定します

出来上がった胴体水平部を裏返してテーブルに置き

胴体垂直下部を水平部に対し直角に接着します

ランディングギアー貫通穴、主翼補強ステー貫通穴、

カーボントラスのベース部分に各補強板を接着します

胴体下部の補強デプロンはラダーのヒンジラインから前に

200mmの所に

右の色分けしてあるようにカーボンロッドを使います

トラスは1mmカーボンロッドを指定の長さの位置に差し込みます

サンドペーパーで先端を丸めておき

画像のように プスッと差し込みます (まだ接着はしません)

この時に差し込む位置によってカーボンが突き抜けてしまいますので

反対側に飛び出た部分はカットしてください

 

胴体の直角とテーブルから浮き上がっている部分は無いか確認しながら

多少のオモリを置き狂いの無い事を確認したあと

テトラナンバーワンをチョンチョンとつけて

カーボンロッドを固定します

1.4 mmX550mmのカーボンロッドと
1.2mmmmX590mmのカーボンロッド  の真ん中をライターの火で
3秒程度焙り火が着いたところでフッと息で火を消し
ポキッと言う感じでロッドを折り曲げます

1.2mmが前縁 1.4mmが後縁に使います
胴体のポリカパーツの穴にこのロッドを通しロッドの先端は
主翼のカーボンスパーに補強ロッドが接触するようにプスッと差し込みます
この時出来るだけ穴は小さくロッドとの隙間の無いように注意します

胴体垂直上パーツの前後を接着します

下のラインが揃うように 注意して接着します

キャノピーの塗装をする場合にはこの時点で塗装しておきます

** 動翼の製作 **

翼端パーツをく っつける前にヒンジライン(主翼とエルロンとの接合部分)

を整えます

エルロンのヒンジ部分を斜めカットします 40度ぐらい

下面になる方をカットするのですが

左右対称なので 2枚が同じ向きにならないように注意

エルロンの翼端部のパーツが2種類入っておりますので

お好みによりお選びください

デプロン単品の方は よりシャープな反応をします

EPPと複合の方は 翼端から着地した場合に破損し難いようになります

水色の線の縦の部分にカーボンシートで補強を入れます

15mm幅X90mm のカーボンシ−トから

3mmX90mmを2枚、3mmX45mmを2枚 切り出します

縦の部分に90mm

横の部分には3mm幅X45mmのカーボンシートで補強を入れます

エレベーターの中央補強パーツをスリットに完全に合わせた上で

接着します

 

ヒンジラインを45度程度に斜めカットします

 

 

ヒンジテープの貼り方

これは機体を上から見たところですが

主翼とエルロンを1mmぐらい隙間を空けてテープルに置き、

ズレないように多少の重りを置きます

そしてヒンジ面を横向きに 全面にテープを張り良くシゴきます

低温のアイロンで押さえると 剥がれ難くなります

 

裏面のヒンジテープは動翼を上に跳ね上げておいて

下からスポットで縦向けに貼ります

 

画像がありませんが ラダーも同じ要領で進めます

エルロンリンケージ

水色の線で囲った部分にヒンジテープを貼ります

本来翼端整流板を付けない設計なのですが

特に超低速での反応を良くしたい方はこのように取り付けてください

主翼前縁に三角型のEPPパーツの前に尖った部分が

翼端から33mmの所に来るようにこんな感じで 

接着しそれを上下から挟むように整流板を接着します

角度は翼端に対して平行より少し外に広がったぐらいに接着します(前開き)

これは左右の翼の上下 合計4枚になります

 

4mmヒシチューブが ポリカパーツには少しキツいと思いますので
画像のようにラジオペンチを使い穴を広げてから使ってください
逆にカーボンロッド側には緩いので
先に2mm収縮チューブを7mm程度の長さに切り
カーボンロッドの先端に被せてライターで焙りその上に
4mmの収縮チューブを被せるようになり
収縮チューブが2重になる訳です

ここでは 必ずサーボのニュートラルを出してからにしてください

エレベーターとラダーのサーボのホーンには

1.2 mmX50mmのカーボンロッドをヒシチューブで固定し

さらにナンバーワンで固定します

ここはPEラインを使って縛ってもOKです

この時に低粘度を使うとホーン固定ネジまでくっつけてしまう恐れがありますから

ナンバーワンを使います

ラダーとエレベーターのサーボホーンは先端より2mmぐらいの所に糸をくくります

0.9mmX100mm ピアノ線から 25mmを2本を取ります

0.9mmX25mm ピアノ線の先端5mmをL型に曲げ

1mm径X127mm エルロンロッドの先端に

2mm ヒシチューブで仮固定しリンケ−ジが完全に終わり

ニュトラルが出たところで

ヒシチューブの両端に低粘度瞬間接着剤を使い固定します

 

エルロンのリンケージはこんな感じです

エルロンサーボの入る穴は少し小さめにしてありますので

ご使用のサーボに合わせてカッタナイフなどを使いカットして広げてください

その時に出来るだけ隙間の無いようにピッタリに加工してください

サーボにはヒンジテープを巻き付けておき接着します

リンケージの抜けを止めるために

まず2mmの収縮チューブを2mmの長さにカットし別の0.9mmピアノ線に差し込み

ライターで焙ります そうするとピアノ線にピッタリのサイズになりますので

これをピアノ線から抜き取り

リンケージのL型の先端に差し込み瞬間をほんの少し付けて

抜け止めとします

ラダーサーボはこんな風に接着し ホーンの貫通する部分を必要最小限の穴を明けます
** モーターマウント **

十字マウントを ノーズに接着します

カーボンロッド 1.5mmX33mm がしっかりEPPに接触するように

そしてポリカモーターマウントから少し飛び出したカーボンロッドに

モーターのミミを引っかけて ロッドの先にワサビのりを塗り固定します

EPP製の斜め補強板の接触面を斜め45度にカットしその面を胴体に接着します

 

** メカ類の搭載 **

メカ類の搭載例です

重心を考えながらメカの配置を来ます

オーガニックは車輪を使わない設計のため車輪を付けるとノ−ズヘビーになります

 その場合サーボを出来るだけ後ろに配置しそれでもダメな場合には

 バッテリーを後ろに移動せさます

モーターの配線は最短距離で

ラダーとエレベーター用のサーボホーン延長には
本設計はカーボンロッド仕様ですが
画像のようなシナベニヤパーツも入っております

モーターのコネクター 

店長機には ディーンズのDC-021マイクロプラグを使いました
小さい割に高性能です

並木氏の場合 ここにサーボのコネクターを使います
最も 軽量なコネクターになると思います

この時点でアンプの線が太すぎる場合には根本から取り替え
長さを最小限の長さに調整します
この配線の処理が大きく軽量化に影響しますので重要です
これはバッテリーの配線にも言える事で
バッテリーの能力を遙かに超えるオーバースペックな太い配線が付いている事が多く
その場合は配線は 必ず細い物と交換してください
作業中はバッテリーをショートさせないように注意が必要です

 

メカ類の搭載例です

この配置にはこだわる必要はありません

重心とリード線の長さを考えて位置を決めてください

サーボにはヒンジテープを一巻き巻いたものを デプロンに直接接着します

この機体の場合にはラダーのヒンジラインを機体右側としましたので

ラダーサーボも右側です(ヒンジとラダーサーボは同じ側にしてください)

左右の重量バランスを考えた場合にはサーボは左にした方が良いのですが

エレベーターのリンケージと干渉し易くなるので このスタイルにしました

垂直尾翼へのトラスはこんな感じです

1mm径X140mmのカーボンロッドを使います

これはエレベーターのホーンです

左右非対象になっています

赤いラインのある面(ウデの長い方)がヒンジのある面

(エレベーター上面)になりますので

間違わないように注意してください

ラダーも少し形が違いますが

同じように注意してください

糸リンケージはこのようにラダー側で結んでも良いし

ラダーの左右を通して1本の糸で輪になるようにしても良いと思います

ポリカの丸いパーツの穴に足になるカーボンロッドがスムーズはいるか確認し

キツいようでしたらカッターなどで穴を少し大きくしておきます

ここには斜めに刺さるので 少し大きめの穴が良いと思います

を矢印の穴に合わせて接着し

後でこのに足のカーボンロッドが刺さります

** ランディングギアー **

カーボンロッド1.4mmX240mm の先端から15mmぐらいの所をライターの火で焙り

火がついたらすぐに息を吹きかけて消します

 

それを曲げると ポキッと折れ曲がりますので

曲がった部分に低粘度の瞬間接着剤を染みこませて固めます

通常はこれをソリとして 使います

接地面より上に50mm〜60mmのところでPEラインを使い左右の足を繋ぎます

着地の時に股開きにならないように補強です

足のロッドは少し長めになっていますので

プロペラの径を考えて適当な長さに調整してください

アウトドアー派の方には車輪が必要な方が多と思います

車輪の付くタイプの足は こちら

 ** 仕上げ **

キャノピーの下にある穴が重心点です

そこにカーボンロッドを差し込み持ち上げているところです

この機体には車輪を付けたのでバッテリーはこのように後ろにズレた位置になります

ここにマジックテープを貼り バッテリーを固定します

キャノピー部分のカーボンステーはこんな感じです(110mmを左右両方に)

プスッと差し込み ナンバーワンで接着

胴体下のカナライザーは画像では先につっくいていますが

本来は全ての作業が終わった後で最後に接着するのが良いと思います

Organic のセッティング


■キャノピー部の下にある穴が重心位置です、ここに糸を通してぶら下げて機体が水平になるように調整します
 仕上がってからでは バッテリーの位置をズラしての調整となります
  しかしこの位置が絶対ではありません 自分の好みで微調整してみてください


■糸リンケージの調整
この糸リンケージは普通に組めば ニュートラルの 時に張り気味でも舵を切るにしたがって緩むようになっています
これで異常ではありませんので 修正しないでください
ニュートラル時に糸を指で弾いて見て 「ビヨ〜〜ン」と言う音がしない程度が良いと思います


■舵角の調整
各動翼を可能な限りいっぱいまで切れるように調整し、舵角はキレるだけきれるようにします。
この種の機体が初めての方は最大舵角の3分の1ほどにデュアルレートを設定してテストされることをお勧めします。
本機は大舵角で本来の性能が発揮出来るので慣れてきたら舵角を増やしていきましょう。
EXPは50~90% ほどを好みに応じて全ての舵に入れます 最初は大目にすると良いでしょう
リンケージの糸が弛んで来た場合ヒンジテープを確認してください
ヒンジラインの隙間が無くなっていたらテープの貼り直しをするか、
もしくはサーボーンにズレ止めとして取り付けたビスに絡めて調整してください
それでは 完成です  思う存分 Organic を楽しんでください

 

 

発売元 (有)デイトナ
高知県高知市東城山町2−20
TEL 088-833-4331 FAX 088-833-4909
http://www.daytona7.com